JR名古屋タカシマヤでの「蜷川実花写真展」は明日で終わる。ラスト1日になってしまったが、なんとか見に行くことが出来た。
今回の写真展は「mika」と「over the rainbow」という2つの写真集からのセレクト展示で、雑誌に掲載されたり、TVの特番でも紹介されていた作品もあったが、とにかく彼女特有の色の洪水。
まさに「ウルトラ・フォト・エキシビジョン」であった。
彼女は、2001年に第26回「木村伊兵衛写真賞」を長島有里枝とHIROMIXとの3人で受賞し、世界に対し、女性写真家に注目するきっかけを作り出した。その後、「木村伊兵衛写真賞」では、女性写真家=新しい力の象徴のように、広がりをみせている。
また、彼女は演出家 蜷川幸雄の娘である。父と娘の間にひろがる世界もまた、われわれの想像をひきつける。
さて既に述べたように、彼女の写真は「ビビッド」というよりも、さらに「つきぬけた」色を作品世界に持ち込んでいるのが特徴だ。この色を「ウルトラ・カラー」と表現しているわけであるが、フィルムメーカーAGFA(アグファ)の「ULTRA50(製造中止)」というフィルムとの出会いが、彼女のルーツだということも良く知られている。
このフィルムはとてもおもしろい"ネガ"フィルムで、とにかく「キレイな色」が誰にでも出せる。(普通のDPEに同時プリントで出してもそれなりにプリントされる)
現在AGFAは「ULTRA100」というラインナップになり、Kodakも「ULTRACOLOR100UC」と「ULTRACOLOR400UC」のラインナップをそろえ、ちょっとしたブームになっている。
それなのに、今日ビッグカメラでは、AGFA ULTRAは品切れ。気になる・・・。
(写真展に行った人がみんな買っていったとか・・・とりあえず、今日は、ポートラ160VCを買ってみた。)
フィルムにそんなに大きな色の違いがあると知らなかった頃、彼女がULTRAとの出会いを語っている雑誌記事を読んだ。
それが僕のフィルムに対する、色に対する、こだわりはじめたキッカケになったと思う。
やっぱり、フィルムカメラって楽しい
彼女の作品をみて、写真をとる楽しさを改めて感じた一日だった。
(写真展には、彼女が作品に使用した小物が展示してあって、写真撮影が可能なエリアが設けられていて、今日はカメラはベッサR2だったけど、フィルムはKodak ULTRACOLOR100をいれたので、嫁さんをモデルに楽しく撮らせてもらいました。)